世の中の流れを読む「シフト」と経営

どのような業種におきましても「儲かる会社」「損をする会社」が市場には存在しておりますが飲食産業のなかでは、「儲かる」「儲からない」と企業の価値が二分されてしまうのは、いったいどのような違いが底辺にあるのでしょうか。女性の社会進出、夫婦共働きといった大勢の人々の生活スタイルの変化は、街中に店舗を構える小売業者から、ネット環境さえ整っていればワンクリック1つで商品を届けてくれる個別宅配システムへと変貌をとげはじめています。経済発展の流れの主体となるものは、常に顧客ニーズであります。外食産業におきましても、社会情勢の影響を受けるかたちで、お客様のニーズを汲み取るように、来店型の店舗から宅配・出前・デリバリーを中心とするメニュー開発が行われるようになりました。そのような個々の店舗の取り組みが大きな影響力をもちはじめ、さらには市場の流通構造へ様々な働きかけを促すといったような構図が巨大マーケットとして生まれはじめています。それぞれの媒体の働く形体の変化は、市場経済のなかでは当たり前のように行われてきた「シフト」であり、働く体系やしくみが変わることは、経済や社会のなかではごく自然なことと受け取る方がうまく世の中の流れに順応できるのではないでしょうか。今後、日本社会にはこれまでに人々が経験したことがないような超高齢化社会が訪れようとしています。さらには、温暖化などの地球環境の変化に、食品や食材の生産にも大きな影響がみられることは大いに予測のつく状況でもあります。今後訪れると言われている世界人口の爆発などが、日本経済を圧迫するとなると、私たちの暮らしの基準の見直しが必要に迫られている時期であるのかもしれません。